モダンタイムス:伊坂幸太郎
物語は21世紀の半ば、魔王 から50年後ぐらいの話です。
システムエンジニアの渡辺拓海が依頼された仕事は、先輩社員が投げ出した仕事を引き継いでやること。
楽勝に見えた仕事だが、その日から彼の周りでは奇妙な出来事が続く。
同僚が痴漢の疑いをかけられ逮捕されたり、えらそうだった上司が自殺したり、拓海を監禁した男の家が火事になったり・・・。
そして、それはパソコンである特定の言葉を検索した人の上に降りかかる。
このシステムは、誰が何のために依頼してきたものなのか。
今回もゴールデンスランバーと同じように、目に見えない大きなシステムに翻弄され、それに戦いを挑むようなそんな話です。
仕事だからって依頼された仕事をただこなすだけでいいのか。
それが悪いことだったとしたら、 知らなかった、仕事だからやった で許されるのか。
そんなことも考えさせられる物語でした。
一般に公表されてる情報っていうのは、実は裏側から見ると全く違うこともある。
これもちょっと怖いですね。
ただ、作品の中に 井坂好太郎 って作家が出てくるんですが、ついついこの井坂好太郎に興味が奪われ、伊坂幸太郎 さんてホントにこんな人なのかな、こんな考えを持ってる人なのかななんて思いながら読んでしまいました。
作者のあとがきによると、単に作家の名前を考えるのが億劫だったからってことです。
なかなかおもしろかったです。
主人公の渡辺拓海が安藤潤也と親戚だったり、魔王で気になってたドゥーチェのマスターも、たぶんあの人だろうと思うし、岡本猛も生きててよかったなぁと。
ところどころに伊坂さんらしいユーモアもあり、最後はスッキリ終われました。
でも、井坂好太郎さんが死んでしまったのは残念でした。
彼の遺書には、電車の中にもかかわらず吹き出してしまいましたが。
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コメント
伊坂さんの本、何冊か読んだけどこれはまだです。
年末追われるように読書したのでチョット一息。
栞さんは感想をちゃんとまとめられててすごいなぁ・・・って思います。
私は読むのは好きなんですが、読んだら終わり。
一年くらいたったら「この本読んだっけ?」って手にとってそう(笑)
記憶力に問題ありかな。情けなーい><
投稿: しおり | 2009.01.12 19:00
♪しおりさん
私は、読み終えると同時ぐらいに忘れてしまうので、とりあえずちょっと感想書いとけば、内容も思い出すかなと思って・・・。
感動したことは覚えてるけど、内容は全然思い出せないって本もありますが。
投稿: 栞 | 2009.01.12 22:54