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2008.09.21

食堂かたつむり:小川糸

今日からまた3連休です。
おとといは休眼日ってことで、図書館に寄るのを断念しましたが、昨日予約本3冊しっかり借りて帰りました。


Katatsumuri いっぺんに3冊来ると、どれから読もうかと順番を決めるのも楽しみの一つです。
で、まずは初めましての小川さんから。

ある日突然、一緒に暮らしていたインド人の恋人が、貯金も家具も全て持ってアパートから出て行ってしまった。

残された倫子は、そのまま深夜バスに飛び乗って10年前に捨てた故郷へ帰り、そこで食堂を開く決心をする。

冒頭、恋人に全てを持ち逃げされて、それでもジタバタせずにすぐ次を見据えて生きていく、主人公倫子の姿に感動しました。

倫子の開いた食堂かたつむりは1日に1組だけの予約制。
事前にお客さんとじっくり話をして、どんなメニューにするか決めていく。

そして、そこで食事をした人たちはみんな幸せな気分になって満足して帰っていく。
ほのぼのとした、あったかいお話だと思ってたんですよ。
料理好きな人って、ほんと憧れるわぁーなんて。
ま、ザクロカレーはあんまり食べたいとは思わんかったけど。

ただ、中盤ぐらいになって、ちょっと飽きてきたかなと思った途端、予期せぬ展開にびっくり。
こんなに泣かされるとは全然想像してませんでした。

豚のエルメスがお肉にされるあたりから、涙、涙です。

栞サン、検死官シリーズとかで、死体を解剖する描写とか結構読んでますけど、ブタさんはいかにも可愛そうで。
しかも、生きてるし……。

血の一滴まで全部頂く、エルメスは死んでないんだ、形を変えただけっていうのもわからなくはないけど。

あのブタさんのところだけは受け入れ難かったです。
あそこまでリアルに描かなくてもよかったんじゃないかなー。

なんかせっかく前半ほんわかした気持ちになって、ラストも結局母親って子供をとっても大切に思ってるんだってことがわかって確執も解け、いい感じなのに、そこだけ黒い塊を投げ込まれたような、ビミョーな読後感ですな。

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