第一級殺人弁護:中嶋博行
主人公京森は常に月末の支払いを気にしている儲からない弁護士。
その京森がこれまた儲からない当番弁護で引き受けざるを得なかった5件の殺人事件です。
京森先生があんまりできる感じでもなく、立派でもないところが人間味を感じておもしろいです。
でも、イヤイヤながら関わることになった事件に結局は利益も顧みず一生懸命になってしまう、なかなか好感の持てる人物でした。
扱ってる事件も、精神障害者に対する病院の処遇とかDVとか、今ではわりと普通に耳にするようになった言葉で、十数年以上前に書かれた小説っていう感じはしません。
ただ、それぞれの話の終わり方は、どっちかというと栞サン好みではないんですが。
この中嶋氏の 検察捜査 、 違法弁護、 司法戦争 はリーガルサスペンス三部作と言われているそうです。
検察捜査だけは読みましたが、三部作と言われているならほかの二作も読まなければなりませんな。
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