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2008.04.16

ウツボカズラの夢:乃南アサ

Utsubokazura1 図書館に予約したとき、3、4カ月はかかるなと思ってたのに、何かの間違いじゃないかっていうくらい早く届きました。


ホントに間違いやったんちゃう? それとも栞サンの勘違いだったのか?
ま、どっちにしても新しい本を早く読めたのでラッキーでした。


母親を亡くし、父親も別の女性と再婚して居場所がなくなった未芙由は、会ったこともない母親の従妹だという尚子の こっちで暮らしてみる? という言葉を頼りに上京する。

物語は、未芙由が尚子の家の玄関に着いたところから始まります。


すごい豪邸、一見裕福で幸せそうに見える家だけど・・・。
中に入ってみると、家族はバラバラで、専業主婦であるはずの尚子は家事を放棄してるようにも見える。

未芙由はこの家の居候的立場で、尚子以外のだれからも歓迎されてない様子。尚子さえも、まさか本当にやってくるとは思ってなかったんじゃないだろうか。

でも、ほかに行くところのない未芙由は、アルバイトをしながら結局家事一切を押しつけられるような形になる。


序盤はこの家族のこととか、未芙由の暮らしぶりが延々と書かれていて、頭っからガツンとした事件が起きる展開が好きな栞サンとしてはちょっと退屈でした。

それでも、この家族に何が起きるのか・・・、未芙由はどうなるのか・・・という思いを抱きつつ読んでいったんですけど……。


途中で え? っていう意外な展開になってしまいます。

なんじゃ、ミステリーじゃないんか・・・。

ま、そこからはある意味開き直って興味深く読めたんですけどね。


感想っていってもなぁ・・・。
ただただ、未芙由のしたたかさに感心させられるっていうか、でもここまでになるには、たとえ計算ずくだったとしても、相当いろんな辛抱が必要だったと思うしなぁ。

すごい子だねぇ。
感心して褒めるべきなのか、そら恐ろしいというのか・・・。


ウツボカズラって食虫植物ですよね。
そのウツボカズラ(未芙由)の夢は幸せになること。
そして、彼女は虫ならぬ人を食って一応その幸せを手に入れた。

この後の未芙由の生活はどうなんだろうって、そんなことにも興味をひかれます。

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